どっちがお得!?

トヨタ bB
トヨタ bB
トヨタ bB

 bBとキューブはパッと見、似たような感じのクルマだが、多分選ぶ側がハッキリ分かれるくらい実は大きく異なったクルマといえる。bBとは未知なる箱という意味の言葉「ブラックボックス」の頭文字からとったもの。まさにその由来のとおり、実に未知な感じがする。カクカクしたとがったクールなデザインは若年層に大きなアピール。細部に至るまでこだわりきったそのスタイルは、ちょっとやんちゃなストリート系の若年男性にピッタリ。しかしこのクルマは見た目だけの見かけ倒しのクルマではない。コンパクトなボディで運転はラクチンだし、走りもキビキビしていてなかなかしっかりしている。パワーも必要十分。しかも車内も広い。基本的なプラットホームはヴィッツをベースとしているが、ゆったり大人が4人乗って、カーゴスペースもそこそこのスペースが確保できている。
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平均相場
ほぼ年式相応の相場。全体的にやや価格はこなれて100万円を切るクルマもチラホラ。人気グレードはZ Xバージョンだ。

燃料消費率
●トヨタ bB Z Xバージョン 主要諸元
全長×全幅×全高:3845×1690×1640o
室内長×室内幅×室内高:1965×1375×1355o
車両重量:1040s
ホイールベース:2500o
エンジン種類:直列4気筒DOHC
総排気量:1496t
最高出力:110ps(81kw)/6000rpm
最大トルク:14.6kg・m(143nm)/4200rpm
乗車定員:5名
外観
▲個性的なトールボックスデザインのスタイリング。シンプルかつスクエアなフォルムで要所要所にメッキパーツを施してストリート色を強く演出している。
外観
▲インパネデザインはエクステリア同様独特。インテリア色もブラック基調でいかにもストリート系な感じである。

日産 キューブ
日産 キューブ
日産 キューブ

 「マジカルボックス」というコンセプトで登場したこの2代目キューブ。先代よりもさらに独特なデザインとなり、フォルムのスクエア感も一層増している。bBがクールでカッコイイ系ならば、このキューブはポップなカワイイ系だろう。ボディラインは直線的でカクカクしているけど、角はキチンとRであしらわれ、柔らかな感じが表現されている。全長4mよりも大きく届かないコンパクトなボディだが、車内には圧迫感は感じられず、むしろ広々している。ただ広いだけでなく、視認性の高さと、ヘッドクリアランスの余裕がそう感じさせる理由だろう。しかも大小様々な収納が至る所に存在し、それら収納のアイデアやデザインにも力が注がれていて、乗っていて楽しくなってきそうな感じ。もちろん走ってもキビキビ感があってしかも小回りが利いて運転ラクチン。
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平均相場
まだ年式が新しいため、相場のこなれはやや鈍いがそれも人気高ゆえ。3列シートのキュービックは相場より約10万円高。

燃料消費率
●日産 キューブ SX主要諸元
全長×全幅×全高:3730×1670×1640o
室内長×室内幅×室内高:1870×1340×1265o
車両重量:1070s
ホイールベース:2430o
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC
総排気量:1386t
最高出力:98ps(72kw)/5600rpm
最大トルク:14.0kg・m(137nm)/3200rpm
乗車定員:5名
外観
▲キューブ(立方体)という名前のとおり、四角いブロックを重ね合わせたようなフォルム&デザイン。どことなくポップな感じがする。
外観
▲乗用車ではあまり例を見ない左右非対称な奇抜なデザイン。遊び心に溢れていて、しかもなんだかほのぼのとした雰囲気さえ感じる。