セルシオ特集

●トヨタ セルシオ C仕様 主要諸元
全長×全幅×全高:4995×1830×1470o
室内長×室内幅×室内高:2080×1535×1210o
車両重量:1800s
ホイールベース:2925o
エンジン種類:V型8気筒DOHC総排気量:4292t
最高出力:280ps(206kw)/5600rpm
最大トルク:43.8kg・m(430nm)/3400rpm
乗車定員:5名
この重厚で力強い風格を感じる佇まいこそが、“セルシオを所有する”というステータスをユーザーの脳裏に植え付ける。

押しも押されもせぬキング・オブ・国産サルーン

 今回紹介するのはトヨタが世界に誇る最高級サルーンカー「セルシオ」の現行モデル。今さらこのクルマの良さを説明するまでもないが、肯定的な言葉は当然のようにすべてこのクルマに当てはまるほど非の打ち所がないのが、現行型セルシオである。
  新車時の車両価格がC仕様Fパッケージで695万円(税別)という一般サラリーマンにはやや浮世離れした価格。中古車といえどもやはり安くはないし、しかも現行モデルとあれば…。現行セルシオの中古の相場的には350〜400万円が最も多い価格帯。額面だけを見れば確かに高いと思うかもしれないが、新車価格からすればおよそ半値だ。現行モデルで新車価格の半値の相場なんて普通では考えられない。だからこの中古車相場はむしろ「安い」と捉えたい。新車としては単に憧れるだけのクルマが中古車としてならやや現実的に見えてくるのである。そして、現行にどうしてもこだわりたい理由は、高級車の「旬」は現行モデルの間だけだからだ。特にセルシオほどのフラッグシップカーともあればなおさら。高級車はそのラグジュアリーな佇まいだけでなく、「ステータス」も大きな魅力のひとつ。流行遅れのブランドに魅力を感じなくなるのと同じである。型落ちしても高級感やそのクルマの良さは十分に味わえるが、誇らしいステータスは現行時のみ味わえるものなのだ。そして所有するだけで喜びを感じることができる。
  手前味噌になるが、多くのアクセスを誇るMjネットの車種別アクセスランキングではセルシオは常にトップ(もしくはそれに近い位置)に君臨している。まだまだ不景気なご時世にこれほどまでに注目を集めるセルシオは偉大であり、オーナーも誇りに思うことができるクルマだ。
 
▲国産最高級サルーンたる風格を醸し出すフォルムとデザイン。奇をてらったデザインではなくコンベンショナルではあるが決して平凡ではなく、カリスマ的な魅力がにじみ出ている。 ▲インテリアのクオリティの高さもさすがは国産フラッグシップモデルと思わせるもの。モノトーンの落ち着いたインテリアにウッドパネルがアクセントとして美しい。 ▲当たり前だがトランクスペースの広さも言うことナシ。
▲エンジンは4.3L・V8DOHCで、280馬力&43.8kgmのビッグパワー&トルクを誇り、余りある余裕の走りを味わうことができる。 ▲シートは新車時にオプションとして本革がセレクトできた(インテリアセレクションには標準)。
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噂の国産高級ブランド
トヨタの高級ブランド「レクサス」の現在のフラッグシップサルーンがGS430。アリストの後継モデルにあたり、タイプこそ違うがよりプレミアム感を増したそのクオリティは、セルシオにも匹敵する。もちろん“LEXUS”というネームバリューも魅力的。

風格たっぷり重厚な佇まい
一時はクラウンと並ぶ国産高級サルーンの二大巨塔として君臨していたシーマ。やや水は開けられたが、セルシオと堂々と張り合えるのはこのシーマをおいて他にない!?風格たっぷりで個性的。