STEP WGN
 ステーションワゴンでありながら、ワゴンとしてのユーティリティよりも見た目のデザインを重要視したスタイルをもつのがアコードワゴンだ。そういうだけあってデザインの良さは国産ツーリングワゴンでも最もスタイリッシュで洗練されている。ツーリングワゴンらしからぬそのフォルム、特にカーゴスペースのリアのラインはワゴンとしての性質を考えれば普通はあり得ない。しかし、そこまでしてもスタイルにこだわりを貫いたホンダの決断は正解だった。このイケてるルックスを求めて若年層に圧倒的な支持を得たのだ。  しかし、決して見た目だけのクルマというワケではない。搭載されるエンジンはの2・3LのOHCとDOHCの2タイプ。グレードは2・3L・OHCモデルが駆動方式に関わらず、2・3Viと2・3VTLの2種類。一方、2・3L・DOHCモデルも駆動方式に関係なく、SiRとSiR・スポーティアの2グレード。組み合わされるミッションはすべてマニュアルライクな操作が可能なSマチック付きの4ATだ。前後ともにダブルウイッシュボーンサスペンションを備え、インホイールタイプにすることでタイヤハウスのキャビンへの侵入量を低減している。


▲インパネのデザインは意外に抑えの効いた渋めのデザイン。グレー基調の内装色もなかなか渋い。

▲ワゴンとしての性能よりもスタイルを重視したというエクステリアデザイン。ワゴンらしからぬシルエットが何ともカッコイイ!
  「スタイルのアコードワゴン」ならこのレガシィは「走りのレガシィ」と言えるだろう。ツーリングワゴンでありながら280psのモデルもラインナップする超パワフルツーリングワゴンだ。


▲洗練されているデザインとは言い難いが、どことなく無骨で硬派な雰囲気のするインパネ。ツーリングワゴンでありながらスポーツカーに近い雰囲気も醸す。