クルマを買う上で、最も制限されるのが予算だ。少ない予算で1BOXを購入しようと考えた時、この初代「ステップワゴン」はストライクゾーンど真ん中の位置にあるはずだ。  このクルマの目指すところは「家族みんなの使い勝手を追求する」ということ。有り余るパワーも要らなければ、必要以上の飾り付けもいらない。その結果がこのスタイルだ。1BOXカーの大きなデメリットである取り回しの悪さを抑えるためボディサイズを5ナンバー枠に収めているのだ。しかし家族みんなで使えるほうどのスペースを確保しなければならないため、ボディは余計な出っ張りを無くし、5ナンバー枠ギリギリで作り上げた。その結果、5ナンバーで最大クラスの室内空間を実現したのである。左側サイドに大きなスライドドアを用い、フラットフロア&足踏みパーキングブレーキを採用することで、自由な車内ウォークスルーを可能にした。3列シートは2タイプ。3列目までのウォークスルーを可能とするタイプと、ポップアップして、ラゲッジスペースを拡大可能とするタイプ。どちらも◎だ!


▲断崖絶壁のような直角なインパネは外観を上手く踏襲したデザイン。コラムATでサイドウォークスルーも可能。

▲これが本当に5ナンバー車か!?と疑いたくなるほど広い車内。シートアレンジも豊富で、至る所にアイデアがいっぱい。

▲2.0Lの直4DOHCエンジンはパワフルとは言えないが、必要十分な日常的な走りをする分には問題ナシ。



3エルグランドや現行エスティマと比べると質感の乏しい感は否めないが、広さ的には全然申し分ナシ!ホントにこれが5ナンバー車なのか!?
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 現行タイプ勝負と同様、先代タイプでもやはりエスティマとステップワゴンは中古車市場ではライバル関係。先代エスティマは今見ても斬新でカッコイイ。見た目で選ぶならこっちかな!?
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