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ここから伝説の歴史がはじまった!
ハコスカGT-R 1969>>1972
日産との合併後初めて出たモデルでそのエッジの効いたスクエアボディから「ハコスカ」との愛称で親しまれている。旧車としても人気が高く、クラシックカーミーティングなどで多く見かけることから根強い人気を確認できる。 初代GT-Rとなったこのモデルは、国内レースでマツダのロータリー勢に苦しめられながらも50勝という偉業を達成したほか、数々の伝説を残す。レースでの戦跡を上げるとキリがないが、ここから「GT-R」の伝説がスタートした。
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生産台数が極端に少ない幻のGT-R
ケンメリGT-R 1973
「ハコスカ」からのモデルチェンジを受けて、「ケンメリ」でも「GT-R」グレードが登場。しかし、排気ガス規制の影響もあり僅か197台しか生産されず、うち195台が市販されただけで生産が終了。レースに出場することはないモデルだったが、丸型4灯テールライトは以後スカイラインのアイデンティティの一つとして代々受け継がれていく。生産台数が極端に少ないことから、「幻のGT-R」としてファンの間では有名で、旧車市場においても非常に高額で売買されている。。
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第2世代目の超感覚GT-R
8代目スカイラインGT-R 1989>>1993
不運のGT-R「ケンメリ」から16年、第2世代のGT-Rとして復活を遂げたR32型。当時のツーリングカー選手権「グループA」制覇を目的とした、「勝つためのGT-R」が開発された。2568t直列6気筒4バルブDOHCエンジンに2基のセラミックス製ツインターボを搭載し、FRをベースとしながら、電子制御によって4輪に自在に駆動力を配分できる4輪駆動システムを採用。レースシーンでも、ツーリングカー選手権全戦ポールポジション獲得・優勝、シリーズ終了までに29連勝の伝説を作り、GT-R最強伝説が再始動した。
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パワーユニット・ボディサイズがアップ
9代目スカイラインGT-R 1993>>1998
R32型からパワーユニットを2.5Lに変更したため、ボディサイズをアップ。先代同様の画期的なメカニズムを継承しながらグレードアップしている。しかし、発売当時はサイズアップなどが好評を得ずR32型の注文が殺到したとか…。
しかし、現在ではサイズアップしたボディが生み出す直進安定性と、当時の不人気ぷりから来る値ごろ感が、中古車市場では人気となっている。ニュルでのラップタイムを、R32型より21秒縮めたことから「マイナス21秒ロマン」がキャッチコピーとなった。
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コンセプトは原点回帰
10代目スカイラインGT-R 1998>>2002
スカイラインとして記念すべき10代目、GT-Rとして5代目を迎えたR34型。R33型のサイズアップが不評だったためか再びボディサイズを縮小、スクエアなボディフォルムを再現した。
トルクアップしたパワーユニットや6速マニュアルミッション、18インチホイールの採用など、R34型は第2世代最後のRだけに歴代GT-Rの中でも究極のGT-Rと言える進化を遂げた。究極のドライビングプレジャーを名乗るに相応しい絶対的なパフォーマンスを得ていたが、世代中最も短命で幕を閉じた。
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